クラブ・委員会ひろば
創部70周年に向けて
海城高校野球部は再来年に創部70年を迎えますが、7月4日の目黒学院戦で公式戦70勝目をあげました。戦後からの公式戦の全記録が残っていること自体がオドロキですが、70周年よりも先に公式戦70勝の節目に到達できて、まずは一息です。
海城高校硬式野球部OB会では2017年1月9日に70周年記念のイベントを企画しています。
攻守交代の合間の神宮のスタンド。野球部OB会長の八田耕治さん(S52卒)と宇野晋さん(H09卒)が徳光和夫海原会会長(S34卒)に創部70周年イベント開催の報告をしました。
せっかくなので記念写真!と思ったら、高校野球の攻守交代は全力疾走、海城の攻撃に変わりました。あとで写真を確認してみたら、3人の目線はなんとなくカメラというよりグラウンドに。カキーン!というバットの音でもしたのでしょう。そんな中でもきっちりポーズを決める徳光会長はお見事でした。
明日10:00~神宮第2球場での國學院戦では、ぜひ71勝目を目指してがんばってほしいものです。
画像:右から徳光和夫さん、八田耕治さん、宇野晋さん
応援席より
海城対目黒学院の開幕戦は雨の中の戦いとなった。
選手はもちろん、応援する方だってびしょ濡れだ。傘を差したり雨合羽を着たりしながらの応援も選手のためを思えばなんのその。
最近の海城高校野球部の応援席はだんだん賑やかになってきている。対戦校の応援に引けを取ったことなどは、思い出せないほどの昔の話だ。
ベンチ入りがかなわなかった野球部員、現役生、OB、吹奏楽団、これに野球部の保護者会が加わる。お母様方の黄色い声援が、本来なら野太い男の声だけの応援に花を添えている。
野球部の保護者会では選手のリストを配ったり、飲み物を配ったり、応援用のウチワやメガホンも準備したりと大忙し。頭が下がる思いだ。
観戦に訪れるOBは大学生ぐらいの若手OBが多いが、30~40代の姿もちらほら。野球部OBかと思えば、仕事を抜けてきた人もいたようだ。そして、還暦をとうに越えた昭和30年代卒も一大勢力で駆けつける。
昭和30年代の海城は強く、甲子園に片手がかかったこともある。ベスト4を争う試合で1点勝ち越していたときのこと。薄暮コールドになりそうな8回裏。ゆっくりと試合を運べば勝ちが転がり込むと思われたが、顧問の河原先生がそれを許さなかった。時間をつぶして得た勝利に意味はない、と。かくして9回に進んだところ、真っ暗になってしまい、守備を乱した海城が逆転を許しゲームセット。
そのころを知るOBには、いつか海城の校歌を甲子園で歌いたいと現実味を持って語る人が多い。
徳光和夫海原会会長(昭和34年卒)もそんな強い海城を知る一人。徹夜の仕事明けでお疲れ気味だったそうだが駆けつけた。海城球児の勇姿を見たら疲れも吹き飛んだとのこと。
「まだまだこれからだー!」
「よし、反撃ののろしがあがった!」
とさすがの美声で選手を鼓舞。
徳光会長自身、最初は野球部に所属していた。一年の夏に病気をして野球の道は断念せざるを得なかったが、心機一転昼休みに落語で皆を笑わせることとなった。それが現在のアナウンサー業に続くのだから人生は分からない。
分からないといえば今回の試合ほど分からないものはなかった。九回表に1安打12四死球で大逆転など誰が想像しただろう。ドキドキしたというのは全員一致の感想で、胃が痛いとか心臓が痛いなどとうめく大先輩もちらほら。そんなことを言われると試合だけでなくそっちも心配になってくる。
9回裏を抑え投手がピシャリと締めるとようやく緊張から解き放たれて誰彼ともなく徳光会長と握手を交わした。
次戦は7月11日(土)10:00~神宮第二球場での國學院高校戦。2012年では2対17の五回コールドを喫した相手だ。捲土重来!乾坤一擲!海城ナインの活躍に期待しよう!
海城高校野球部の激励会
夏の高校野球の季節が近づいてきました。
6月27日(土)池袋に選手、OB、保護者が集結。海城高校野球部の激励会が行われました。
ここ数年、梶監督は選手が自主的に動ける選手作りを目指されてきました。強いチームを作ることだけでなく、選手が将来どんな風に社会貢献できるかを念頭に置いて指導をしているとのこと。
梶イズムが浸透し、選手はプレイヤーとしてだけでなく、チームへの貢献を考えて行動できるようになってきました。
梶監督のお話のあと、各選手には背番号が手渡され、それぞれが抱負を述べました。
各選手のスピーチは涙あり笑いあり。特に、ケガのため助監督に転身した高3の清水くんのスピーチは会場全体の心を打つものがありました。
6月に入って海城学園では校庭を全面人工芝とする改良工事をしています。そのため、工事が始まってから野球部は校庭での練習ができていません。選手たちは、平日の練習は工夫をし、週末は遠征をして、来たるべきその日に備えています。
海城ナインの初戦は7月4日(土)16:30から神宮球場にて行われます。なんと開会式直後の開幕戦です!対戦相手の目黒学院高校との熱戦に期待しましょう。
画像上:OB会のメンバー
画像中:梶監督から選手は背番号を受け取った
画像下:保護者から送られたブルーの千羽鶴
吹奏楽団の伴奏による校歌斉唱
海原会総会の議事が終わると、吹奏楽団の演奏になります。そして、演奏の後のアンコールでは校歌斉唱のための伴奏をしてもらい、総会のシメとします。
海城の校歌は5番までありますが、通常2番までしか歌いません。
総会司会のOBが海城生の吹奏楽団長に「歌うのは2番までですかね」と確認すると「いえ、5番までです」との返事。
在学中にも歌ったことがあるかどうかのフルコーラスですので、OB一同歌詞カードを握りしめての斉唱となりました。
実は吹奏楽団の高3は、総会での校歌斉唱伴奏をもって引退となります。5番まで歌う理由の一つには、高3に1秒でも長く現役の味を噛みしめさせたい、ということがあるのかもしれません。
高2を中心とした新生吹奏楽団のOBへのお披露目は夏の高校野球予選での応援になります。
画像上中:吹奏楽団
画像下 :校歌斉唱
海城吹奏楽団定期演奏会打ち上げ及びOB会
去る5月6日、第22回海城吹奏楽団定期演奏会後に打ち上げ及びOB会を中野にて開催いたしました。
約40名ほどのOBが参加したほか、顧問の奥村先生、村上先生、渡辺先生、トレーナーの佐藤先生、新任の齋藤亮次先生のほか、定年退職された元顧問の福島先生と斎藤猛美先生にもご参加いただき、盛大な会となりました。
一昨年よりようやく海城吹奏楽団OB会が発足しました。私が初代団長だったという、ただそれだけの理由でOB会長を拝命し、「世代を超えたOB間の交流」と「海城吹奏楽団及び現役団員への有形・無形の寄与」を柱に、少しずつですが活動を行っています。
昭和61年4月に海城吹奏楽団が創立して以来、今年で29年が過ぎました。その間、OB会が存在しなかったため、特に創立後20年ほどを中心に所在がわからないOBが多数いらっしゃいます。是非連絡をいただきたいと思います。
また、現在私のほかOB有志数名で運営を行っておりますが、お手伝いしていただけるOBの方がおられましたら、こちらも連絡をお待ちしております。
Facebookアカウントをお持ちの方はこちら: http://www.facebook.com/groups/302773466457399/
OB会のホームページはこちら: http://kweobgroup.com/
リニューアル以前の記事は旧 広場で見られます。