クラブ・委員会ひろば

海城祭・見てある記『どうしても褒めてあげたい』(1)
投稿者:WG  山本満男(昭和27年卒)
2011年10月8日(土)

海原会サロンの合間を縫って3号館の那須海城に行ってみた。
途中2号館から3号館に行く渡り廊下がある。入り口近くで呼び込みをしている生徒達が居た。そこへお母さん方が不審顔で見ていたので、
?あの~、どうしたんですか?と尋ねたら、
 ≪あの子たち、誰なんですか?≫
?あの子たちは那須海城の生徒たちですよ。制服が違うんです。那須の校 舎は震災で被害を受け、ここで授業をしているんですよ。と言ったら、
 ≪あら~、可哀そうに・・・知らなかった?≫
そうなんだなあ、那須海城を知らない人が居るんだ?

それでは中に入ってみよう。 ・・・・と、あるイベントルームに入った。
驚いた。すごいなあ。多分全生徒200人の顔写真だと思う。窓を除いて3壁面にご覧の通り、ビッシリ貼ってある。これはインスタレーション芸術だ。
部屋丸ごと状況設定に置かれている。
 笑っている顔、真剣な顔、ひょうきんな顔、とぼけた顔、などなど、いろいろな表情を持った顔が居る。そしてそこに居合わせた人も、ジョージ・シガールのように静止された無言の彫像と化し、さまざまなメッセージを表現している。きっと「僕たち、頑張っているよ!」とでも言いたげな様相にも感じられる。かと思うと、何か問いかけてくるようにも見える。
 何よりもリアリティがあって彼らの境地が察せられる。どうしてもこの展示に褒めてあげたい。

それに3.11の大震災で、壊滅的な校舎内部の写真がある。気の毒だなあ。第2の故郷と言うべき那須海城生は、悪状況の中から自らを救い出す夢を追っていると思うと、そのことを考えなければ解りにくいだろう。
塩田教頭は「彼らは今、何をすべきか考えています。自然体でやらせています」

写真上段 那須海城の3号館入り口
   中段 ビッシリ貼った顔、顔、顔、
   下段 校舎の被災された写真

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