同期会・同窓会ひろば

『応仁の乱』の著者、新たな本を出版
投稿者:齊藤 亮輔(平成11年卒)
2024年2月1日(木)

既に御存じの方もいらっしゃると思いますが、昨年(2023年)9月、私の友人である呉座勇一君(平成11年卒)が新たな本を出版しました。『動乱の日本戦国史―桶狭間の戦いから関ヶ原の戦いまで―』(朝日新聞出版、810円+税)です。
呉座君はこれまでに数々の本を著しております。特に、2016年に執筆した『応仁の乱―戦国時代を生んだ大乱』(中公新書、900円+税)は、48万部を突破する大ベストセラーとなりました。
 
川中島の戦いにおける武田信玄と上杉謙信の一騎打ち、長篠の戦いにおける織田軍による鉄砲隊の輪番射撃、関ヶ原の戦いにおける徳川家康による小早川秀秋陣営に向けての「問鉄砲」――これらは、大河ドラマを始めとする歴史ドラマでおなじみのシーンです。しかし、これらのシーンはいずれも後世の創作であり、史実ではなかったとしたら――今回の呉座君の著書は、上記を含めたいくつかの合戦について、通説を確認した上で、最新の研究成果や、論争になっている点について紹介しております。通説を通して抱いたイメージとは異なる実像に、私もびっくりしました。
 
同窓生の皆様、本書に興味を持たれた方は、ぜひ書店に行かれて、本書をお買い上げいただきますと幸いです。
また、呉座君は上述の著書以外にも、『戦国武将、虚像と実像』(角川新書、940円+税)、『頼朝と義時―武家政権の誕生』(講談社現代新書、1,000円+税)、『日本中世への招待』(朝日新書、850円+税)、『陰謀の日本中世史』(角川新書、880円+税)、『戦争の日本中世史―「下剋上」は本当にあったのか―』(新潮選書、1,500円+税)、『一揆の原理』(ちくま学芸文庫、1,000円+税)など、多くの本を世に送り出しています。これらの本も、よろしくお願いいたします。

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