同期会・同窓会ひろば

【平成11年卒】同級生、新たな著書を出版
投稿者:齊藤 亮輔(平成11年卒)
2020年4月7日(火)

今般の新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、不要不急の外出自粛が呼びかけられていることから、自宅で過ごす時間が増えている方も多くいらっしゃることと思います。時間をどう使えば良いのか、思案されている方も少なくないのではないでしょうか? そのような方に対しては、読書に時間を割くことを提案します。
そして、ここに1冊の本をご紹介します。それは、『明智光秀と細川ガラシャー戦国を生きた親娘の虚像と実像ー』(筑摩選書、1600円+税)です。この本は4人の学者による共著ですが、その1人である呉座勇一君(平成11年卒)は私の同級生です。
呉座君は2016年に『応仁の乱ー戦国時代を生んだ大乱』(中央公書、900円+税)を世に送り出しましたが、同書は48万部を突破する大ベストセラーとなりました。また、本年2月には『日本中世への招待』(朝日新書、850円+税)を著しました。それについては、この「同期会・同級生ひろば」でも紹介させていただきました(下記リンク参照)。
http://www.unabarakai.jp/alumni_bbs/?id=alumni_bbs5e4dcada6ca62

さて、今回の『明智光秀とー』は、大きく4つの章に分かれております。
  第一章 明智光秀と本能寺の変
  第二章 イエズス会士が作り上げた光秀・ガラシャ像
  第三章 美貌という幻想
  第四章 ガラシャの知性と文化的遺産
呉座君はこのうちの第一章を執筆しました。
第一章では、明智光秀の出自や人物像などについて、資料を読み解きながら説明しています。その中には、これまでの説に疑問を投げかけるものもあります。また、光秀が起こした本能寺の変については、その動機として多岐にわたる説が唱えられていますが、その1つ1つを検討して、一定の結論を出しています。現在NHKで放映されている大河ドラマ「麒麟がくる」が、より面白くなるかも知れません 。
また、第二章から第四章についても、新鮮な内容が多く含まれていました。ネタバレになるので詳しいことは書けませんが、1つ思ったことは、同じ出来事でも、日本と外国とでは捉え方が異なる、そして、外国ではその出来事の当事者が美化されることが往々にしてある、ということです。現代でも、ある国Xで起きた事件Aに関して、X国内での見方と日本での見方が異なることがありますが、それに近いものを感じました。

同窓生の皆様、本書に興味を持たれた方は、ぜひネット・ショッピングを通して(又は自宅近くの本屋にて)お買い上げいただきますと幸いです。

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