同期会・同窓会ひろば

神宮の杜がモノ言わず語りかける物語
投稿者:瀧本喬(昭和36年卒)
2020年1月28日(火)

 令和2年も平穏のうちに明けた1月17日午後、海城36会の有志18人が、昨年に続き東京・原宿近くの明治神宮に参拝、喜寿の祈願を行いました。大正9(1920)年、明治天皇・昭憲皇太后を祭神に創建された明治神宮は今年、鎮座100年を迎え、様々な記念行事が行われているところ。その一つ、南参道は神橋のたもとに建設された明治神宮ミュージアム。隈研吾氏の設計による和を基調とする建物には、ご祭神ゆかりの品々が展示され、明治神宮の新たな名所になっているそうです。
 新春の参拝も2度目とあり一同も慣れたものでしたが、「100年の杜が発散するマイナスイオンのせいか、新鮮な気分になるね」と杉山紘千佳君。全国から献木された約10万本の樹木は鬱蒼と生い茂り、太く絡み合った根っこが地を這う様は、広大な森の造成に汗を流した11万人ともされる全国の青年団の奉仕活動の証のようで、「神宮の杜がモノ言わずに語りかける物語を偲ばせる」とカメラに収めたそうです。
 今回が初参加の田中永二君は「濃い緑に包まれた本殿・神楽殿、高く伸び密生する木々はまさに日本が誇る<木の文化>だよ」と感心しきり。神楽殿での巫女による古式豊か大和舞の奉納には「往時の華やかさ、厳粛さもかくありなんと思わせてよかった。だけど、あの舞は昔通りなんだろうね」と一言。その通り、昔もこんな具合に舞っていたそうです。
 喜寿を迎え無病息災を祈願した後、まだ冬の日も高い時刻、祈願の趣旨とは少々離れるかもしれませんが、新年会と称して四谷界隈に繰り出した者がいたのも例年通り。ただ今年は日本が直面する政治状況、経済の見通し、国際環境などまじめな話題に話が弾みました。中で盛り上がったのが、70代の後半になれば財産相続の手配をきちんとすることが肝要、と言う話。そういえば36会の会計監査役を長く務め、昨年亡くなった佐藤洋介君が「相続問題は金額の多寡によらず、身内でも醜い争いになる。何かあれば相談にのるよ」と言っていた。<持たざる者>の気楽さで「その折りはよろしく頼む」と答えましたが、要は70代の後半ともなれば身の回りの始末には目配り・気配りが大切ということです。
 こんな話を2時間ほどした後、一気にメートルが上がり、騒々しく初春の夜が更けたのもいつもの通りでした。

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