同期会・同窓会ひろば

プロメテ会同窓会、本学で開催される
投稿者:川崎真澄(教員卒)
2019年12月4日(水)

プロメテ会は、昭和34年頃から昭和50年頃まで、土曜の午後と日曜に本学のキャンパスを借り受けて行われていた中高受験を中心とした私塾です。
これは当時、鹿児島ラサール学園から本学に赴任された大塚教頭先生の後援の下、本校国語科の講師であった木村昌珠先生が主宰されたもので、数学の小久保先生や理科の関下先生、講師の小野先生、あるいは本学卒業生も活躍されました。
その同窓会が、10月20日に、初めてゆかりの地である本学にて行われ、本学卒業生の方々を含む約30人が集いました。
当時の中学入試の大手塾としては、四谷大塚進学教室と日本進学教室などが名を馳せていましたが、プロメテ会は規模こそ小さいものの俊英が集い、開成や教育大付属などの難関に相当数の合格者を輩出。評判が評判を呼び生徒数が増加し、さしたる宣伝をすることなく、最盛期には塾生三百余名を擁するまでに至ったとのことです。
現在、医学界、法曹界、経済界等々、各界の重鎮としてご活躍の本会出身の方々は少なくありません。
約半世紀前に活動のあった塾の同窓会が行われることは稀代のことと言え、それだけに素晴らしい塾であったことが伺えます。
「勉強が終わると、こちらの前庭でゴムボールの野球などを先生方と一緒にしました。楽しかったですね。なにより、先生方が我々を小学生に教えるようにではなく、高校生に教えるように教えてくれたのがうれしくて。司馬遷の故事を滔々とお話頂いたこと等忘れ難いことばかりです」等々、出席されていた皆様どなたもが、昔日の思い出をつい先日の出来事のようにお話されるのが印象的でした。
主宰者の木村先生は、「始めた当時、私は大学院生でした。そこで勉強した知見を海城の生徒やプロメテの生徒に熱情とともにぶつけていたんです。あらゆる意味で若かったですね。しかし今日、こうして皆さんが思い出の地である海城に集うことができ、感慨は尽きません。海城に愛着をもつことにおいて、私は卒業生に優るとも劣りませぬぞ」と意気軒昂にお話されました。
今年はプロメテ会の創立六十周年。心よりお祝い申し上げます。

(取材  数学科川崎真澄  国語科中村久憲)

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