同期会・同窓会ひろば

新春の明治神宮で喜寿を祈願
投稿者:瀧本喬(昭和36年卒)
2019年1月24日(木)

 都会とも思えぬ鬱蒼とした森と新春の祝祭的な気分が漂う代々木の杜。1月17日午後、海城36会は、代々木の杜の奥深くに建つ明治天皇ゆかりの明治神宮で初詣を行い、併せて喜寿を迎えての祈願をしました。厳しい寒さが続く中、風もなく暖かい一日となった当日、36会の有志23人が参加。来年、創建100年を迎える明治神宮の歴史的な背景、日本人の精神性を形成してきた風土に改めて触れ、一同、感慨を新たにしました。
 この日の企画は、明治神宮崇敬会の世話人をしている36会副会長、重武茂任君の発案によるもの。創建100年を機にというわけではありませんが、日頃、世俗にまみれがちな日常を少し離れて、難しいことを抜きに日本の伝統を体感。「御一新」以来、明治・大正・昭和・平成と続いた時代の意味を考えるのものいいのではないか、という次第で実現しました。会社祈願、商売繁盛、合格祈願、家内安全とお願いする側の目的は多種多様ですが、36会のような同窓会が企画して、明治神宮での祈願をするのは珍しいとのことです。
 滅多に参殿することのない明治神宮でもあり、どんな流れで喜寿の祈願は執り行われたか、簡単に紹介しましょう。
 まず一同、会長の山田雅康君を先頭に本殿で榊の玉串を奉納してお祓い受けた後、回廊を通って神楽殿に移動し、160畳敷きの広い「願主席」に着席。企業の代表も同席です。腹に響く大太鼓を合図に御祈願祭がスタート。工事安全、良縁祈願などと並んで喜寿の祈願を受けました。次いで白とオレンジを基調とする華やかな舞楽装束をまとった二人の巫女が登場。雅楽の楽器で古式豊かな竜笛、篳篥(ひちりき)、そして歌に合わせて日本古来の大和舞を奉納し、ご祈願は終わりました。
「ややこしい話とは関係なく、年に一回、厳かな空気に触れるのも悪くないね」「心が洗われた気がする」というのが一同の感想。「創建100年を控え、崇敬会に参加いただければ明治神宮の奥深さをより深く知ることができるよ」とは重武君ですが、「来年も企画して、36会としてこの行事を継続させたらどうか」ということで全員の思いは一致しました。
 とはいえそれからが36会の融通無碍なところ。厳粛な気持ちに浸ったところで、一転、場をお馴染みの四谷・長崎県産業支援センターに移し、酒肴は各自調達の新年会と相成りました。アルコールが入り、今年の秋頃に36会として喜寿の会を行うことで衆議一決。「喜寿は途中経過。まだまだ『日暮れて道遠し』だ」と皆元気で、夜も浅い8時まえ、一部のメンバーが荒木町界隈に繰り出したのも毎度の光景でした。
 静から動へ……変化の激しい一日でしたが、「少々、羽目を外すのもいいではないか。籠らず外に出て社会と接点を持つのも生きている証だ」と意気軒昂(「懲りないね」と自省の弁もありました)な面々でした。

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