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「70代の半ば、傍観者ではおれない」
投稿者:瀧本喬
(昭和36年卒)
2017年6月16日(金)

36会の今年度総会が10日、母校の海城学園で開かれました。毎年、海原会総会に合わせて開かれる恒例の行事で、概略については、本欄で既報の通り(13日付け)。こちらは「軟派」といわれるサイドストーリーで、当日の出席者の動静を伝えるのが狙いです。
 今回は、遠路はるばる盛岡市から出席してくれた木下紘君をはじめ27人が出席。木下君は、現在も岩手県建設業協会の会長として業界をけん引する重鎮です。とにかく今は「岩手の東日本大震災からの立ち直りを見てほしい」とのことでした。
「遅ればせながら70代に入って2人の孫を持ちました」というのは会長の山田雅康君です。そこで父親になった息子に対する親としての思いを「息子への最後の手紙」につづったといいます。
「君を悪く扱う人を気にするな。ただ、君に良くしてくれる人を大切に、その恩を忘れてはいけない」「今日、浪費している命は明日には消えるかもしれない。命を大切にしたければ、命を楽しむ時間を持つといい」「多くの成功者はあまり勉強していない。これは勉強しなくても成功できることを意味しない。勉強で得た知識は武器であり、武器が無ければゼロから富は築けない」「君は自分に信用を守ることを要求できるが、人には要求できない。同様に君は人に優しくできるが、人にそれを要求してはいけない。君が人を扱うように、他人が君を扱うとは限らない。これを理解できないと、人生は苦痛を増すばかりだ」「私は26年間、宝籤を買ってきたが、未だ三等賞にも当たったことがない。リッチになりたければ努力せよ」
 なかなか深遠な言葉が並んでいます。いずれも「私の悲惨な体験から得たものばかり」と言い、子供を持ってより家族への責任が重くなった息子さんの心にもズシンと響いたでしょう。
 最後に「締めの挨拶」に立った副会長の重武茂任君は、10代の半ば、奄美諸島から初めて上京した頃のエピソードを話しました。大都会で初めて蕎麦屋に入った時のこと。板壁に張り出された「品書き」に「モリ」「カケ」とあるのを見て「モリカケをください」と注文した。ところが目の前に置かれたのはモリそばとカケそばが一人前づつ。勝手が違うと首をかしげていると、同行した知人、「そりゃ、当たり前だよ。モリとカケは別物なんだから」。表示の仕方に問題があったのでしょうが、重武君は「モリ「と「カケ」で一つの商品と思ったわけです。
「最近は森友学園とか加計学園が注目されているけど、どちらも真実を覆い隠そうとする動きがあって腹が立っていた。何十年も前のモリ、カケの話を思い出したのも、そのせいだよ」と重武君。
 こんな状態が続くと、世の中、どうなるか分かったものではない、という重武君の指摘に、出席者全員、納得した次第です。「70代の半ば、オレたちも傍観者ではいられない」という思いを新たにした今年の総会でした。

画像:広報委員杉山紘千佳(昭和36年卒)


変わるもの、変わらぬもの。海城学園クラス会レポート2017
投稿者:冨岡誠司
(昭和57年卒)
2017年5月28日(日)

五月晴れ。心も身体も浮かれる季節。爽やかな風に吹かれながら、懐かし母校を目指し軽やかに歩を進める。あれ?爽やか過ぎる、クールミントの にほい が無いぞ??
あっ!ロッテの工場閉鎖。街の大変化に驚きながら、懐かしの母校に歩を急ぐ。急がないと遅刻だ!鉄門がしまり、柔道場でビンタの嵐!急に学生時代の思い出が鮮明に脳裏に蘇る。

息を切らして坂を登りきり、中高同期のNくん経営する海城学園カフェテリアに汗ダクで走りこむ。ギリギリセーフ。と、思いきや恩師山西先生より一言。
「海軍予備校生は5分前集合が常識!連帯責任全員正座反省!」

乾杯発声は、ザ・レモンティーのボーカルで声のでかいM君にお任せ。其の後きっちり3時間、卒業後社会に出て35年のパワー大爆発!熱気ムンムンの熱い会話は途切れる事がない。1人1分間自己紹介コーナーも、山西先生に敬意を表し、英語スピーチも検討されていたぞ!来年は余興でやるぞ(^。^)。

山西先生から、アメリカに交換留学生を引率して行った話、那須海城学園開校までの苦労話、我々の修学旅行時代、五島列島福江島で遊泳禁止の中、海水浴を楽しんだ逸話など、沢山のお話をゲット。(苦労に差があるのは時代のせいだけか?)

今回から、我々クラス会は、海中生で山西先生の教え子は、一緒に参加して昔話に華を咲かせて戴きたい企画を実施中。坂本君(野球部11組)が参加。ありがとう!甲子園予選、荒木大輔率いる早実に勝てたハズと言う秘策を暴露。酒宴が更に盛り上がった事は言うまでもない。

最後に、我がクラスの誇り愛すべき巨漢のH君の一本締めで〆。其の後、馴染みの高田馬場の店に皆自然と足が向いていた。

街の景色は大きく変わったが、海城魂揺るぐ事なし。変わらぬ友情を再確認する事になった2017年の昭和57年6組クラス会。来年が更に楽しみである。

開催日2017年5月27日
場所、海城学園カヘェテリア。
参加者(山西顕六先生・英語、以下敬称略、坂本/海中??11組、荒川
、井坪、野澤、原、松島孝、師尾、山中、幹事冨岡)

追、当クラス会は皆様方のカンパによって運営が助けられております。自宅に眠っているのお歳暮お中元は、是非当クラス会にお持ちください。皆様のご理解ご協力、感謝します。



36会総会に向けた幹事会
投稿者:瀧本喬
(昭和36年卒)
2017年5月28日(日)

 海原会総会(6月10日)に合わせて開かれる恒例の36会総会に向けた幹事会が26日午後、東京四谷・長崎県東京産業支援センターで開かれました。幹事会とは名のみで、誰でも参加自由といういわば「勝手連」による世話人会。会長の山田雅康君がいつも言っているように「この場にいることに感謝し、お互いに再会を喜び合おう」という言葉を胸に集まった同人が13人。卒業後、すでに54人の物故者が出ていることにしばし感慨を新たにした面々、ざっと当日の段取りを決めた後は、例によって持参の酒肴を囲んでの懇談と相成りました。
 憲法改正や集団的自衛権の問題などむずかしい話が熱を帯びているかたわらでは、無料アダルト映像による詐欺被害をいかに防ぐかといった今日的なテーマで大いに盛り上がりました(この手の詐欺が増えているようで要注意です)。副会長・重武茂任君の「36会のような集まりは珍しい。これからも大事にしていこう。6月10日は、多くの懐かしい顔と会いたいね」という言葉を背に、夜の四谷に散って行ったことも「例のごとく」でした。
 なお、長崎県東京産業支援センターは、毎回、36会で事務面を支えてくれている赤石浩君のお世話で会場に借りているものです。同センターは長崎県の物産を販売するミニショップやレストランを併設。適宜、各種イベントも開催しています。JR・地下鉄四ツ谷駅に近く、近くにお越しの際は、是非、お立ち寄りください。


クモ博士、世界一の本を上梓
投稿者:広報委員会
(昭和62年卒)
2017年5月21日(日)

船のコンテナなどに混入して日本にいないはずのクモが国内で発見されることがある。中には人間に危害を及ぼすものものあるから油断はできない。そんなクモが発見されたとき、報道などが問い合わせるのが新海栄一さん(昭42卒)なのだという。人呼んで「クモ博士」。

その新海栄一さんが「日本のクモ」を上梓した。収録されているクモの画像は世界一の多さというから、さすが「クモ博士」。

このたび、新海さんは「日本のクモ」を海城の図書館に寄贈された。
海城では地学部をはじめとした理系クラブの躍進が著しい。今回の寄贈により、先輩の活躍に触発されて第2・第3の××博士と呼ばれる人が出るきっかけとなるだろうか。

画像:新海さんと「日本のクモ」


同期の太田くんの記事
投稿者:杉山紘千佳
(昭和36年卒)
2017年5月18日(木)

昭和36年卒同期で画家の太田國廣くんの記事が海城学園HPの「先輩を知る」のコーナーに掲載されています。
今では画家として名声を得た太田くんですが、そこに至るまでの道のりは悩みと選択の繰り返しでした。同じ青春の悩みの中にいる現役海城生の諸君はもちろん、海原会員の皆さんにも是非ご覧になっていただきたいと思います。


記事のURL

https://www.kaijo.ed.jp/elders/太田國廣

画像上:昨年の海原会総会にて。太田くん(右)と古賀理事長(昭33卒)
画像下:昨年の海原会総会にて。同期と寄贈した絵と一緒に


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